あの丘の上で【上】


「雪菜、頼みがある。」


「うん。何?」


「このことを、このことは、忘れたくない。
でも、消したいんだろ?
それなら、フィルターか何か、この部分にだけかけてくれないか?
俺たち2人に。」


その言葉に頷き、実行した。

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