あの丘の上で【上】


『小娘!何をした!?』


本体から離れた悪魔は机や椅子を操り始めた。


そう、悪魔は物を自在に操れるのだ。


それを避けつつ、宮沢君をみんなのところに連れて行く。


「高瀬さん、こっちに!」


そう言って、藤井君が宮沢君を寝かせた。

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