あの丘の上で【上】


こんな短期間でも、私のことを受け止めてくれた。


「ありがとう!
…絶対、また来るね。
体育祭も参加するから、絶対ね。」


泣きそうになるのを必死に堪えて、精一杯の笑顔をつくる。


「雪菜、もういい?」


愛ちゃん達がいつの間にか帰ってきていた。


「うん、また遊びに来るから!
…またね!」


皆がまたねって返してくれた。

< 78 / 468 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop