あの丘の上で【上】


「…何だか落ち着くね、ここ。」


「だから僕のサボり場所なんだよ。」


「流石、藤井君。」


「眠そうだね?」


「うん…ちょっとだけ。」


「僕が起こしてあげるから、寝なよ。
肩なら貸すよ?」


「ありがとう。
…じゃあ30分だけ、おやすみ。」


「おやすみ、高瀬さん。」

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