ずっと、親友だよ。
「梨香も優芽のこと嫌いなんでしょ?自分の手で傷つければ楽しいって」
私に…
できる…?
「梨香ならできるって。じゃあ優芽を今日体育館裏に呼び出して」
無言でいる私に真利はしびれを切らしたようで、怒りを含めた声でこういった。
結局私は優芽を呼び出してしまった。
今まであんなにムカついていたのに。
あんなに嫌いだったのに。
優芽をこの手で
傷つけることに
なぜか迷いと戸惑いが
あった。
そして優芽がきた。
今まで親友だった私たち。
それなのに優芽はびくびくしていて、私は優芽をにらんでいる。
周りから見れば私たちはおかしい。
優芽と私の関係はもう
崩れ落ちてる。
もう取り返しはつかない。
そう思い込んでた。