ずっと、親友だよ。



そんなある日。



梨香に呼び出された。


どうせ真利たちもいるんだろう。
怖かったけど、逃げたくはなかった。

弱いとは思われたくないから。



呼び出された場所には人影が一つ。


あれ?まさか梨香だけ?



梨香、という単語に反応してしまうのは、昔からの癖。



やっぱり一番梨香が大事。


自分よりも。




久しぶりって言ったら梨香は無視した。


それだけで心がズキズキした。



頬をビンタされたときも。



梨香はもう私のこときらい?



いや…また前みたいに戻りたいっ!!


でも


“近づかないで”


そう言われた。



梨香を失ったら、もう生きる気力がなくなっちゃう。


もう…死のうかな。









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