つよがり。



北斗が自分の練習に

戻ろうとするとき

俺はなんとなくいやな咳をした


最初は北斗も

あまり気にはしてなかったが

次第に俺の咳は

ひどくなった


北斗は戻ってきて

ゆっくり深呼吸をするように

リードしてくれた


落ち着いてきたときには

もう部活も終盤で

俺はみんなのタイムをはかり

今日は走るのはやめた


まあ、やめたというよりは

北斗に止められたのだ



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