つよがり。



悠隼は俺を見て

少し驚いた顔をしたが

いつも通りに

振舞っていた


隠そうとしている

悠隼の手には

吸入器があって

隠しきれていない


それでも何も言わないのは

きっと俺たちに心配かけないためだから

ここはそっとしておくことにした



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