つよがり。



声をかけようと

私は2人に近づいた


少しずつ2人の会話が

はっきりと聞こえてくる


私の耳に入ってのは

"喘息”という単語


昔から喘息を患っていた悠隼


私が怒鳴っていてように見えていたのは

北斗が悠隼を心配しているものだった


立ち止まってしまった私に

気が付いた北斗は

焦った顔をして

悠隼に小声で何かを言って

その場を立ち去った



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