きっかけは復讐から

突然の…

ダルそうな先輩の姿が頭から離れない





何だか家にも帰り辛くて

遠回りして帰った





20分で帰れる家を2時間かけて帰り




玄関の前で深呼吸して


『ただいま』


シーン


(なんだ皆いないんだ。よかった)

リビングに着くと引越し業者の大量のダンボール
『何?これ、引越し?』


すると、玄関が開き皆一気に帰ってきた


『あれっ?梨花ちゃん!どしたの?体調悪いの?』


ママが心配そうに駆け寄って来た


『大丈夫だよ、ちょっと頭痛くて』



パパもお兄ちゃんも、心配そうに駆け寄って来た


『お邪魔します』



(あれ?誰?お兄ちゃんの友達?)


『どうぞっ、入って入って!あっ!梨ちゃん、今日から一緒に住むアラン君よっ』


『じゃあ、あのダンボールって…て…
えー!!!』


『梨花、パパのアメリカの友人の息子のアラン君だ!来週から梨花と同じ学校に通うからよくしてやってくれ!』


急展開すぎる。


聞いてないよ


でも、すっごく綺麗な顔だな

ブルーの目に透き通るような白い肌

凄く目立つブロンドの髪



つい見とれちゃった///


『初めまして、梨花!よろしくっ』


ニコッ


(日本語上手!それにしても…まっ!眩しい、眩しすぎる)


『ハハロー!』


緊張しすぎて、片言になっちゃった。汗


ハハハハハッ!!

『アランは日本語ペラペラだから、心配すんな!』

(お兄ちゃん!もう!皆も笑わなくてもいいじゃん!)


『それより、梨花に手出すなよ!!』


『何いってるの!!お兄ちゃん馬鹿言わないで!』




(こんな地味で不細工相手にするはずがないよ、)


何だか今日のキスが頭によぎり



急いで自分の部屋にもどった


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