今日もキミと空を仰ぐ
『グミなら』って。
私を誰だと思ってるのよ。
私は他人のことなんて全く興味がないのに。
間違った期待を持たれて、迷惑なんだけど。
「悪いけど、今日は帰ってくれる?私、勉強しなきゃいけないの」
そんな嘘までついて、私ってどれだけひねくれてるんだろう。
こんなに純粋な幼なじみにまで素直になれないなんて。
「そっか…。ごめんね!勉強頑張ってね!」
そう言って、真は私の部屋から出て行った。