ママと呼ばれたい ~素敵上司の悲しすぎる過去~
新藤さんがまみちゃんのベルトを外し、靴を履かせると、まみちゃんはすぐに駆け出し、真っ直ぐ滑り台に向かって行った。
「まみ、走ると転ぶぞ!」
と新藤さんが言っても、まみちゃんは聞かなかった。本当に滑り台が好きなのね。新藤さんは、私を見て苦笑いを浮かべた。
新藤さんは、まみちゃんが滑り台の階段を上がるのを、落ちないように手で支えてあげていた。さすがに慣れてるなと思った。
そして気付いたのだけど、滑り台にしろブランコにしろ、小さい子どもが遊ぶように出来ていて、私のような大人が遊ぶものではないらしい。
大人は何をするかと言うと、少し大きな子どもに対しては離れた所で見ていて、まみちゃんぐらいの子どもに対しては、怪我したりしないように、そばに付いてあげるらしい。新藤さんのように。
というような事がわかり、私はまみちゃんのそばに付き、必然的に新藤さんともかなり接近する事になった。手と手が触れる事もあり、息が掛かるほど顔が近付いたりもして、その度にドキッとしたのは、私だけかな。
「まみ、走ると転ぶぞ!」
と新藤さんが言っても、まみちゃんは聞かなかった。本当に滑り台が好きなのね。新藤さんは、私を見て苦笑いを浮かべた。
新藤さんは、まみちゃんが滑り台の階段を上がるのを、落ちないように手で支えてあげていた。さすがに慣れてるなと思った。
そして気付いたのだけど、滑り台にしろブランコにしろ、小さい子どもが遊ぶように出来ていて、私のような大人が遊ぶものではないらしい。
大人は何をするかと言うと、少し大きな子どもに対しては離れた所で見ていて、まみちゃんぐらいの子どもに対しては、怪我したりしないように、そばに付いてあげるらしい。新藤さんのように。
というような事がわかり、私はまみちゃんのそばに付き、必然的に新藤さんともかなり接近する事になった。手と手が触れる事もあり、息が掛かるほど顔が近付いたりもして、その度にドキッとしたのは、私だけかな。