ママと呼ばれたい ~素敵上司の悲しすぎる過去~
そして、いよいよ新藤さんの歓迎会の夜。
一次会はイタリア料理のお店で当然ながらテーブル席。新藤さんは両サイドを次長と課長に挟まれ、お座敷ならまだしも、私は近付く事さえ出来ない。仕方なく近くの顔なじみの人達と談笑しながら、料理とワインを楽しんだ。
一次会が終わって新藤さんを見ていると、やっぱりと言うべきかさっさと帰ろうとしていた。
帰らせてなるものか……
そう思って私は新藤さんに近付き、彼の腕を取った。
「新藤さん、二次会に行きましょうよ?」
「え? いや、悪いけど帰らせてもらうよ」
「そう言わず、ちょっとだけ付き合ってください。お願いします」
誰かに見られてるかもだけど、気にしてなんかいられないもんね。
何度か押し問答の末、
「じゃあ、少しだけだよ?」
「やった……!」
となり、何とか成功。
本当は二人っきりが良かったのだけど、課長や佐藤さんや渡辺さん、それに制作チームの主任さんや川田君も加わり、7人ほどで二次会へ向かった。
一次会はイタリア料理のお店で当然ながらテーブル席。新藤さんは両サイドを次長と課長に挟まれ、お座敷ならまだしも、私は近付く事さえ出来ない。仕方なく近くの顔なじみの人達と談笑しながら、料理とワインを楽しんだ。
一次会が終わって新藤さんを見ていると、やっぱりと言うべきかさっさと帰ろうとしていた。
帰らせてなるものか……
そう思って私は新藤さんに近付き、彼の腕を取った。
「新藤さん、二次会に行きましょうよ?」
「え? いや、悪いけど帰らせてもらうよ」
「そう言わず、ちょっとだけ付き合ってください。お願いします」
誰かに見られてるかもだけど、気にしてなんかいられないもんね。
何度か押し問答の末、
「じゃあ、少しだけだよ?」
「やった……!」
となり、何とか成功。
本当は二人っきりが良かったのだけど、課長や佐藤さんや渡辺さん、それに制作チームの主任さんや川田君も加わり、7人ほどで二次会へ向かった。