ママと呼ばれたい ~素敵上司の悲しすぎる過去~
「二次会で解散したんだけどね、君は僕の腕を放してくれなくてね」
「げっ、本当ですか?」
「ああ、本当さ。そして君は“もう一軒行きましょう?”なんて言っていたけど、ろれつは回ってないし、目は座ってるし、もう限界だと思ったよ。だから僕は帰った方がいいと言ったんだが、君は言うことを聞いてくれなくてね。終いには寝始めたんだ。僕に掴まりながらね」
うわあ。私、最低だ……
「家を聞いたら僕の家とは方向が正反対だから送って行くわけにいかないし、タクシーに乗せようかとも思ったが、それも心配なんで僕の家に来てもらったんだ」
「そ、そうだったんですか。ご迷惑をお掛けして本当にすみませんでした」
「いや、それはいいんだけどね、あまり飲み過ぎはよくないぞ? 悪い男に連れて行かれたりしたら大変だからな」
「おっしゃる通りです。今後は気をつけます。で、その後は……?」
実はそこまでの経緯はおおよそ私の想像通りで、問題はこの後なのよね。つまり、新藤さんの家に行き、私達は何をしたのか。どういう経緯で私は下着姿になったのか……
「げっ、本当ですか?」
「ああ、本当さ。そして君は“もう一軒行きましょう?”なんて言っていたけど、ろれつは回ってないし、目は座ってるし、もう限界だと思ったよ。だから僕は帰った方がいいと言ったんだが、君は言うことを聞いてくれなくてね。終いには寝始めたんだ。僕に掴まりながらね」
うわあ。私、最低だ……
「家を聞いたら僕の家とは方向が正反対だから送って行くわけにいかないし、タクシーに乗せようかとも思ったが、それも心配なんで僕の家に来てもらったんだ」
「そ、そうだったんですか。ご迷惑をお掛けして本当にすみませんでした」
「いや、それはいいんだけどね、あまり飲み過ぎはよくないぞ? 悪い男に連れて行かれたりしたら大変だからな」
「おっしゃる通りです。今後は気をつけます。で、その後は……?」
実はそこまでの経緯はおおよそ私の想像通りで、問題はこの後なのよね。つまり、新藤さんの家に行き、私達は何をしたのか。どういう経緯で私は下着姿になったのか……