年下男子注意報発令中!
逃げようとしてるあたしにきずいた、翔と呼ばれた茶髪の人が、コーラをもってないほうのあたしの手をつかんだ。
「い、痛いんですけど。離してほしいです!」
「離してほしいですぅ、だって(笑)」
「うけるわ(笑)」
いや、何もうけないんで、離してほしいんだけど…
困っていると、あたしの手をつかんでいた人がびちょびちょに濡れていることに気がついた。
「つめてぇ!誰だよ、俺にコーラかけたやつ!」
苛立った茶髪の人が後ろを振り返る。
その先には…、水城君?
走ってきたようで、水城君は息を荒げて、片手にコーラを持っていた。