【短編集】stars★
自分で腕を嗅いでみる。
「わかんないや」
それを見ていた雅人がまた笑う。
「今日は一緒に寝ようよ」
そう言った瞬間、雅人から笑顔が消えた。
「だめ」
どうして?
昔は一緒に寝てたのに…
「そっか…」
あたしが男だったらな…
「…やっぱいいよ、一緒に寝よ?」
「やった♪」
一瞬で笑顔になるあたしの顔。
でもどうして急にいいって言ったんだろう。
「ねぇ、雅人」
「何?」
「聡子ちゃんと寝たんでしょ?」
「は!?何でそんな急に?」
「答えて?」
「…寝たよ」
やっぱりね。
あんたどんだけ年上好きなのよ。
「…このベットで寝たくなーい」