【短編集】stars★
雅人みたいにあたしは愛されないの。
そんな簡単に言わないでよ…
「雅人、好き。大好きなの」
試してみよう。
雅人はあたしにもあの小悪魔みたいな顔をしてくれるのか。
あたしは包みこむように雅人を抱きしめる。
「智美!何やってんだよ!!」
「雅人…このまま抱いて?」
ほんとはこんなこと望んでない。
でも、もし他の女みたいにあたしに接してくれたら雅人を心から好きになれるかもしれない。
「はぁ!?そんなのできるわけ…」
言い終わる前にあたしは雅人の唇を塞いだ。
それからベットに雅人を押し倒す。
「いつも他の女抱いてんじゃん。あたしも抱いてよ」