恋する貴方はナルシスト?!
「まあ、そう照れるんじゃないよ、サエコくん。誰がどうみたって今日の俺は今までで一番美しいんだからね。」
スタスタと近寄ってきたかと思うと窓に逆光になる形になってポージング。
左手は顔の前に口元を隠すように置いて、右手でその肘を支える。
足はクロスして片足重心。
「これが美しくないわけなかろう!!」
嬉々としてそんなポージングを披露する。
「…ハイハイ」
いつものように流すけど、はじめにちょっと見惚れてしまったのは秘密だ。