恋する貴方はナルシスト?!
「……センパイ?」
「ホ、ホ、ホ!!センパイじゃないデスヨ〜 サンタさん、デス!」
そうは言っても、帽子と付け髭の間から覗く顔は明らかにセンパイのものだ。
口調は、サンタさんのイメージに合わせて、カタコト。
「ど、どうしたんですか?」
「今日はクリスマスイブネー、一足早いけど、サエコくんにクリスマスプレゼントデスヨー」
センパイは、よいしょ、っと背中に担いでいた袋を下ろして、ガサガサと中をあさる。