大好きだったあいつ
過去編
子ども扱い
いつも道で会うスーツをパリッと着こなした長身で少し冷たそうな人。
それがあたしの好きな人。
広瀬 洋平 23歳
出会いは友達の家に遊びに行った時に来ていたお兄さんの友達。
よく通学路で見かけていた人だったから驚いた。
それからよく話しかける様になった。
「こんにちはー♩」
「あぁ、こんにちは。
今日から冬服?」
ちゃんと見てくれてるんだ。
嬉しくなり、ついにやける。
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