大好きだったあいつ
「…張り切ってたんだ?」
柔らかく笑った優しい目元と、見える八重歯。
胸がときめく。
「望さんは、彼女いないんですか?」
ここは直球勝負だ。
「彼女?
いないよ。
居たらここには来てないからなぁ〜。」
枝豆を食べながらサラッと言う彼に、心の中でガッツポーズをした。
「ですよねー!
でもモテそう!」
「モテないよ。
振られてばっか。」
嘘だ!
こんなかっこいいのに何で?
何かあるのかな…
「ははっ、なんか問題あんのかなって顔してんね。」
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