大好きだったあいつ
「俺はただ自分の物にしたいかそうじゃないか、だな。」
「……どういう事?」
イマイチピンと来ず、顔をしかめる。
「ま、モテそうな人が好きって事かな。」
なにそれ!
わかんない!
「わかんないよ…」
ははっと笑ってあたしに言った。
「ま、こんぐらいの年になれば分かるって。」
あぁ…この日完全にあたしを高校生としか見てない。
「あたしにモテる女ってのを教えてよ。
デートして!」
「はっ?」