大好きだったあいつ
これほど自分の年齢を呪った事はない。
もしもあたしが洋平さんと同じ年だったなら、好きになってくれるんだろうか?
「ねぇ、あたしが洋平さんと同い年だったらどんな女になると思う?」
えー、とあたしを見るので、照れて少し視線を外す。
「どんな…か。
そうだなー、OLとかになって、助けてくれる上司とかに可愛がられて職場結婚しそう。」
…なにそれ。
不満そうな顔をしていたのか、う〜んと困った様に頭をかいた。
「まとめると、順調に人生設計が出来てそう。」