大好きだったあいつ


「あたし絶対鈍臭いからそんな上手くいかないよ。」


「わかんねーよ。
俺だって、ほのかちゃんと同じぐらいの年の時フラフラ遊んでるんだろーなって思ってたけど、案外就職出来て働いてるもんな。」


ははっと笑ったところでラーメンが届いた。


洋平さんの高校生の頃か…
見たすぎるな。


相変わらず片想いしてるんだろうなぁ、あたし。


「うまっ!」


…一緒にこうしてラーメン食べて嬉しそうにしてる洋平さん見れるだけ幸せなのかな。


「……美味い?」


さっさと食べ終えた洋平さんは、頬杖を付いてあたしを見ながら聞いた。


そんな見られてたら緊張するよ…

「美味しい。」





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