大好きだったあいつ


短い再会だったけど、やっぱり最低だった。
さよなら洋平さん。



心の中で別れを告げ、一郎と夜の街へ歩き出した。


「ほのかちゃんって肉食系だよね。」


「え?そうかな?」


「すげー積極的で、ドキドキする。
俺のどこが気に入ってくれたの?」


おぉ、言わせるのか、それ。


「…えー、見た目タイプだし、優しいし面白いからかな♡」


「俺もほのかちゃんタイプだよ。」


にやける一郎に、心の中でアウト!と叫ぶ。


「じゃあ…今夜一緒に居てくれる?」


「もちろん。
……行こうか。」


向かう先は、ホテル街。


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