大好きだったあいつ
横から唯さんがお茶を持って話しに入ってきた。
「え!
唯さん、洋平さん知ってるんですか?」
「広瀬洋平くんでしょ?
だって、高校3人同じで同じクラスだったもんね。」
「あぁ。」
唯さんまで同じだったとは知らなかった。
「え、唯さんから見て、あの人どんなだったんですか?」
「どんな…?
うーん、かっこいいよね♡」
ふふっと笑う唯さんにあたしは驚いた。
浩一を横目で見ると、聞いていないふりをしてを携帯を触っていた。
話しに入って来ないなんて珍しい。
「…唯さんて、あーゆーのタイプなんですか。」
「えー、タイプってゆーか…。
どんなって言うから、かっこいいって言っただけだよ。
あと、つまんなそうな顔してるなぁって感じ。」