大好きだったあいつ


「いつも後輩の面倒凄い見てくれるし、優しいし助けてくれるし、頭切れるし羨ましいです。」


…へぇ〜………


「花田〜そんなお立てても何もやらねーぞ?
あ、奢ってもらう気か!」


「違いますよ!本音です!」


洋平さんの仕事の話しって初めて聞くな。


しかし…洋平さんの事知らない女子がそんなの聞いたら普通に好きになるな。


女子は後輩に慕われる男ってポイント高いから。


洋平さんと目が合い、慌てて目を反らす。

「…てゆうか、本当うちの会社ほとんどの社員が広瀬さんのファンですもん。
誘われること沢山あるんじゃないんすか?」


一郎がまたその手の話題をぶっこんできた。
お願いだからもうやめて!!


「そりゃあ…全くないって言ったら嘘になるけど、別に沢山って程じゃないし。」


笑って誤魔化す洋平さんを横目に、早々とご飯をかきこむ。
早くこの場を立ち去りたい!!







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