大好きだったあいつ
恋の到来?
洋平さんに心をかき乱されつつも、会わないように避け続ける毎日を送っていた。
そんなある日、合コンに好みの男が1人いた。
顔立ちは若くて爽やかなのに、着てる服がはち切れそうなぐらいパンパンな隠し切れない筋肉質な体に単純に色気を感じた。
名前忘れちゃった。
自己紹介しに行けばいっか!
「こんばんは〜鮎川ほのかっていいま〜す!
お隣座っても良いですか?」
「あー、どうぞ。」
笑ったときに見えた八重歯に完全にキュンっと来てしまった。
「あの…ごめんなさい、自己紹介ちゃんと聞いてなくて名前もう一度聞いても良いですか?」
「えっと、篠田 望っていいます。
ほのかちゃん…いい匂いすんね。」
スン、と自然と間合いに入って来た彼は上級者なのか天然か…
「香水張り切り過ぎてちょっと付けてき過ぎたんだよね〜!」