私の夜道さん!





「はーもう11時か!さっさとプリン食べて寝よっか琥珀!」



ピンポーン



「………………」



ピンポーン ピンポーン



誰ですか、こんな時に。(怒)


仕方なくインターホンに出る。


「…はい、どちら様で『菜子ちゃん!!!!俺俺俺!!!!!岡田だよ開けてーあははははは!!!!』


う゛、来たのか岡田……


この無駄にテンション高い男、岡田は私の高校時代の同級生です…(決して友達ではない)


高校卒業後、岡田から告白され丁寧にお断りした私。


しかし、その後も岡田からのアプローチは続き、たまにこうして私のアパートにまで来ます。(勿論部屋に上げたことはない)


……正直、そろそろこの男には本気で困っていたのです。








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