私の夜道さん!



突然のことに声も出せずただ唖然としている私。



ちょっと待って、一回整理しましょう。


うん、ちょっと頭ん中整理しましょう。


さっき私は琥珀にキスをされて、


えっと、それかr「早く腰巻くもん貸せっつってんだろうが!!!!!」


ぎゃあああああああ!!!!!!!←




頭の中を整理もさせてくれないんですかっ!


この状況は何ですか!!!!!



と、とりあえず裸では困るので急いでタオルを男に差し出す私。


そのタオルを腰に巻き、何も言わず玄関の方へ向かう男。



私はその様子を唖然として見ている。






────ガチャ、



「あー菜子ちゃん!!やーっと開けてくれ………た……って、何だよお前?!?(何でタオル一枚だよ?!?)」



「何だはこっちの台詞だ、さっきから聞いてりゃしつこいんだよ。菜子はもう寝る時間だ、邪魔してねえでさっさと帰ってくれねえか」


「は、はあ?!急に出てきやがってお前菜子ちゃんの何だよ?!」


「あーーこれだから人間のガキはめんどくせえ。一回で分かれってんだよ。………今すぐ帰れ、じゃねえと咬み殺すぜ?」


「…………っ!!!!!!!」


(何だよこいつ目がマジだよ!!!)



この時岡田は、まるで猛獣に襲われるような感覚を覚えたという。







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