私の夜道さん!
琥珀はわたしのソファに飛び乗り、丸くなって眠る体勢をとる。
「……こ、琥珀?」
名前を呼んでみたけど、琥珀はわたしの顔を見るだけで何も言葉を発しません。
そりゃそうか。
今は普通の猫なんだもんね。
わたしはベッドに寝ころび、目を閉じました。
心はわりと冷静なんだけど、頭のなかはとても活性化していて、なかなか混乱しているようです。(笑)
大きい黒猫に出会い、家に連れて帰った。
そして黒猫にキスをされて、人間の姿になって、わたしを助けてくれた……
こんな信じ難いことが起こって、とてもじゃないけど眠れません……!