王子様と迷える子猫
週番が終わって帰ろうと思ったら、
学級日誌が残っていた...
がっかりしながら、
自分の机で書き始める
まぁ今日は部活ないからいいか
窓ぎわだからグラウンドの部活の声が
凄く聞こえる
あ、サッカー部だ
小学校のときは私、サッカーの
クラブチームも入ってたんだよねー
なんとなく見たサッカー部だけど
リフティングがすごく上手な人がいた
あれは...櫻井葵斗くん?
櫻井葵斗(さくらいあおと)君は、
同じクラスだけど、
あんまり喋ったことがない
女子からは
「かわいいしイケメン!」
という噂もあり、人気がある男子だ
でも私はどちらかというと苦手かなぁ
頭良いし、男子としか喋らないから
話しかけずらかったりする...
というより、喋ったことがない。
ボーっと、
櫻井くんのリフティングを見てたら、
「!! 目があった...気がする。」
櫻井くんのプレーに、
見とれてたのに恥ずかしくなって、
すぐに目を逸らして
学級日誌を書き始めた
「終わったぁー!」
真剣に書いたら
意外と早く終わったなー
荷物をスクバに詰めてすぐに帰る私。
あ、帰りにクレープ食べよーっと♪