王子様と迷える子猫

「お前...俺の事好きだろ」

流石の私も我慢の限界。

「なに言ってんの?んな訳ないじゃん
私アンタみたいな人、大ッ嫌い。
はやくどいてよ」

言っちゃった。
でもコイツ、本当に無神経っ
ありえないっ!

私は櫻井くんから逃げるように、
全速力で校門まで向かった。

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