スイーツ男子、佐藤くん
ピンクと白の桜柄の浴衣、伊織くんに貰ったかんざしに、おまじない。姿鏡をじっと見てみる。変なところ、ないよね。何度見てもやっぱり気になってしまう。
現在時刻、18:30。佐藤くんとの待ち合わせは18:45。ここから神社までは歩いて10分。まずい!遅れちゃう!
慣れない下駄で、私は急ぐ。カタカタと下駄の音が鳴る。足の指が擦れてちょっとだけ痛い。
はぁはぁ。と息を荒げながら着いた神社。10分で着くはずだったのに、その倍もかかってしまった。おまけに急いでいたから、旅館にスマホを置いてきてしまった。もう、最悪だよ…。
神社の入り口でキョロキョロと佐藤くんの姿を探す。人がこれでもかというくらい溢れていて、佐藤くん1人なんて見つけられない。そもそも、私よりも後に来るかもしれないし…。
見つかりやすい場所に、移動していよう。
そう思い私は神社の入り口から少し離れた太い木の下のベンチに座り込んだ。
現在時刻、18:30。佐藤くんとの待ち合わせは18:45。ここから神社までは歩いて10分。まずい!遅れちゃう!
慣れない下駄で、私は急ぐ。カタカタと下駄の音が鳴る。足の指が擦れてちょっとだけ痛い。
はぁはぁ。と息を荒げながら着いた神社。10分で着くはずだったのに、その倍もかかってしまった。おまけに急いでいたから、旅館にスマホを置いてきてしまった。もう、最悪だよ…。
神社の入り口でキョロキョロと佐藤くんの姿を探す。人がこれでもかというくらい溢れていて、佐藤くん1人なんて見つけられない。そもそも、私よりも後に来るかもしれないし…。
見つかりやすい場所に、移動していよう。
そう思い私は神社の入り口から少し離れた太い木の下のベンチに座り込んだ。