スイーツ男子、佐藤くん
いきなり飛び出して来たのは青いネクタイの男の子だった。シャンパンゴールドの髪色がなんだかキラキラしてて綺麗。
「あれ、けーちゃんじゃねーの?てかお前誰?」
けーちゃん、とは一体誰のことだろう。彼が専門コースっていうことは分かるんだけど…彼の友好関係まで私は知らない。
「あ、貴方こそ誰ですか…。」
「んあ?あぁ、俺は楠木伊織ってんだ。専門コース美容科な。んで、お前は?」
「…普通コース二年、藤山沙智です。」
「おお、同い年じゃねーの!よろしくな〜。ほい、握手握手〜っと。」
手を差し伸べられ、思わず私も握手。この人、見た目は金髪で派手だけど…いい人、なの?
「んで、けーちゃんは?」
楠木くんは握手したまま聞いてくる。
「けーちゃんって一体…。」
「けーちゃんっていうのは…」
楠木くんがそこまで言いかけた瞬間、襖かと錯覚するくらい気持ちいい音を立て、ドアが開いた。
「あれ、けーちゃんじゃねーの?てかお前誰?」
けーちゃん、とは一体誰のことだろう。彼が専門コースっていうことは分かるんだけど…彼の友好関係まで私は知らない。
「あ、貴方こそ誰ですか…。」
「んあ?あぁ、俺は楠木伊織ってんだ。専門コース美容科な。んで、お前は?」
「…普通コース二年、藤山沙智です。」
「おお、同い年じゃねーの!よろしくな〜。ほい、握手握手〜っと。」
手を差し伸べられ、思わず私も握手。この人、見た目は金髪で派手だけど…いい人、なの?
「んで、けーちゃんは?」
楠木くんは握手したまま聞いてくる。
「けーちゃんって一体…。」
「けーちゃんっていうのは…」
楠木くんがそこまで言いかけた瞬間、襖かと錯覚するくらい気持ちいい音を立て、ドアが開いた。