スイーツ男子、佐藤くん
「そういえば沙智は何団?」
「へ?」
素っ頓狂な声を上げると理玖はくすくすと笑いながら言った。
「体育祭だよ、体育祭!」
「あぁ、そういうこと…赤だよ私は。」
「じゃあ敵じゃん!俺は青だよ。確か会長と同じかな。栗山先輩は赤で増子先輩が黒だったはず。栗山先輩と一緒だな!」
志優先輩かぁ…きっと運動神経良いだろうなぁ、と想像する。あぁでも体育祭、私も競技出るんだった…。
「しかも栗山先輩、今年の赤の応援団に入ってるはず。あぁ、声じゃなくてパフォーマンスの方だけど。」
「へー…なんか意外かも。」
「俺も思う!」
二人して笑いながら街を歩く。
ふと横に視線を向けると書店から出てくる佐藤くんと羽実ちゃんがいた。羽実ちゃんの表情は柔らかくて嬉しそうだった。
もしかして、羽実ちゃんって…。
「へ?」
素っ頓狂な声を上げると理玖はくすくすと笑いながら言った。
「体育祭だよ、体育祭!」
「あぁ、そういうこと…赤だよ私は。」
「じゃあ敵じゃん!俺は青だよ。確か会長と同じかな。栗山先輩は赤で増子先輩が黒だったはず。栗山先輩と一緒だな!」
志優先輩かぁ…きっと運動神経良いだろうなぁ、と想像する。あぁでも体育祭、私も競技出るんだった…。
「しかも栗山先輩、今年の赤の応援団に入ってるはず。あぁ、声じゃなくてパフォーマンスの方だけど。」
「へー…なんか意外かも。」
「俺も思う!」
二人して笑いながら街を歩く。
ふと横に視線を向けると書店から出てくる佐藤くんと羽実ちゃんがいた。羽実ちゃんの表情は柔らかくて嬉しそうだった。
もしかして、羽実ちゃんって…。