スイーツ男子、佐藤くん
「なんや、けーちゃんご機嫌ナナメなん?」
紅茶をお盆に乗せ、湯茶室から出てきた増子先輩。その原因、私なんです…。そう思うとすごく申し訳無い気持ちになった。
「えーっと、サチちゃんやったっけ?とりあえずけーちゃんと話せばええんとちゃう?それにしてもけーちゃんがなぁ…。なぁ、チョコちん。」
「…真広。それ以上は言ってダメよ。後は本人が気付けばいいのよ。…志優、悪いけれど藤山さんが紅茶を飲み終えたら、調理室まで送って行ってあげて。」
「…俺がか。」
鬱陶しそうに栗山先輩は眉をひそめた。誰だって嫌だもんね、それに今日初めて会った人間だし…。私は目を伏せて紅茶を飲み干した。
「…まぁいい。真広、千代子が仕事するか見張っておけ。…行くぞ、藤山。」
「は、はい!」
ツカツカと生徒会室を出て行く先輩を慌てて追いかけるように私は礼をして生徒会室を後にした。
紅茶をお盆に乗せ、湯茶室から出てきた増子先輩。その原因、私なんです…。そう思うとすごく申し訳無い気持ちになった。
「えーっと、サチちゃんやったっけ?とりあえずけーちゃんと話せばええんとちゃう?それにしてもけーちゃんがなぁ…。なぁ、チョコちん。」
「…真広。それ以上は言ってダメよ。後は本人が気付けばいいのよ。…志優、悪いけれど藤山さんが紅茶を飲み終えたら、調理室まで送って行ってあげて。」
「…俺がか。」
鬱陶しそうに栗山先輩は眉をひそめた。誰だって嫌だもんね、それに今日初めて会った人間だし…。私は目を伏せて紅茶を飲み干した。
「…まぁいい。真広、千代子が仕事するか見張っておけ。…行くぞ、藤山。」
「は、はい!」
ツカツカと生徒会室を出て行く先輩を慌てて追いかけるように私は礼をして生徒会室を後にした。