スイーツ男子、佐藤くん
今までは適当に振り切って来たけれど…今日は事情が違う。私を追いかけているのは陸上部最速の部員。私だって足に自信がないわけじゃないけれど…でも、捕まったら終わり。
先生がいない特別棟で走り回る私の額に浮かぶ汗。あぁ、なんだか疲れたなぁ。
ちょっとくらい、休んでもいいよね?
そう思い、廊下の隅へと動く。
はぁ、とため息をつくと激しい足音が聞こえる。
え!?もうこっちに来てるの…!
冷や汗が流れる。周りを見渡してもここは廊下のはじっこで、行き止まり。特別棟だからか教室は全部閉まってる。
どうしよう、どうしよう!
焦りだけが加速する。
おろおろしていると廊下の向こう側で私を探す人の影。気づかれちゃう!
「あ、いたぞ!!」
大きな声を上げて、私を指差す。
絶対絶命。もう諦めるしか…。
先生がいない特別棟で走り回る私の額に浮かぶ汗。あぁ、なんだか疲れたなぁ。
ちょっとくらい、休んでもいいよね?
そう思い、廊下の隅へと動く。
はぁ、とため息をつくと激しい足音が聞こえる。
え!?もうこっちに来てるの…!
冷や汗が流れる。周りを見渡してもここは廊下のはじっこで、行き止まり。特別棟だからか教室は全部閉まってる。
どうしよう、どうしよう!
焦りだけが加速する。
おろおろしていると廊下の向こう側で私を探す人の影。気づかれちゃう!
「あ、いたぞ!!」
大きな声を上げて、私を指差す。
絶対絶命。もう諦めるしか…。