スイーツ男子、佐藤くん
「逃げ場所、ここにしたら良いんじゃない?あ、ここ調理部の部室なんだ。と言っても僕だけなんだけど…顧問も殆ど来ないし、鍵も付いてるんだ〜…。」
そこまで言って佐藤くんは一度言葉を止めた。そして私の目をじっと見た。
そんなに見られると、結構照れるんだけど…。
「勿論無理にとは言わないよ。サチちゃんがここに来たかったら来てくれればいいよ。僕、大抵ここにいてお菓子作ってるだけだから。」
逃げ場所、お菓子付き。その言葉に誘われそうになる。だめだめ、厄介になるわけには…。でも佐藤くんは良いって言ってるし、私も逃げ場所が欲しいもん…。
決してお菓子に釣られたわけじゃ…!
「お、お願いします…。」
「うん、こちらこそ。」
こうして私の逃亡生活は安寧を迎えた…はず。
そこまで言って佐藤くんは一度言葉を止めた。そして私の目をじっと見た。
そんなに見られると、結構照れるんだけど…。
「勿論無理にとは言わないよ。サチちゃんがここに来たかったら来てくれればいいよ。僕、大抵ここにいてお菓子作ってるだけだから。」
逃げ場所、お菓子付き。その言葉に誘われそうになる。だめだめ、厄介になるわけには…。でも佐藤くんは良いって言ってるし、私も逃げ場所が欲しいもん…。
決してお菓子に釣られたわけじゃ…!
「お、お願いします…。」
「うん、こちらこそ。」
こうして私の逃亡生活は安寧を迎えた…はず。