依存─イゾン
友達
目覚まし時計がなる中、私は跳ね起きていつもどおり今日のスケジュールを書き込んだ

朝食はいつも同じメニュー、目玉焼きにトースト、牛乳は苦手なのでコーヒーを啜ってから学校に行く準備をする

「ふぁぁ…」口から欠伸が溢れる
今日もいい天気だ、日差しが眩しいくらいに真新しい制服に照りつける

志望校に入学してから1ヶ月、私には友達も恋人もできない

朝からイチャイチャしているカップルがいたので睨みつけてやった

依存、依存、依存―――

私、水野綾音は誰かに、なにかに依存するのが嫌いだ

携帯だって電話とメール意外はほとんど開かないし余計なことはしない

人間関係だって面倒なだけ─
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