依存─イゾン
「おっはよ!」
不意に後ろから声をかけられた

ショートヘアが良く似合う目のパッチリした背の低い女の子

確か名前は…

「おはよ、真帆ちゃん」
私は学校の人の名前を把握している

友達が欲しいわけじゃない、失礼のないように、ただそれだけだ

「名前覚えててくれたの?嬉しいなあ!私ちっちゃくて存在感ないからあー」

真帆は私が名前を把握していた事1つでこんなに喜ぶ、はっきりいってこのテンション、ついていけない

「ところで、友達と一緒に学校に行くんじゃないの?いいの?私と一緒にいて」

真帆は困ったような顔をする

「綾音ちゃんと…話してみたくって」
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