おにごっこ
三章
公園に着いたときすでにさきが居た
「さーきーっ」
「あ、すずぅー!」
「「久しぶり~!!!!」」
息がぴったりのあたしたち。
夏休みで会えてなくて、久しぶりに会ったあたしたちは
小学生のようにブランコに二人乗りして
はしゃいでいた
あたしは今日さきに話があると言われて公園に来た。
「さき、なんかあった?話って」
「あぁそうそう
あのさ、おにご」
「痛っ」
あたしの頭にバスケットボールが当たったようだ
「ごめんなさぁぁい」
3人の男の子が走って来た
その中の一番年上っぽい男の子にボールを投げてあげた
「すず、大丈夫かぁ?だっさぁー」
さきは笑いながら言った
「あは、反射神経が鈍かったよ てへ」
「じゃなくてさき!
話の続きして」
「あ、ごめん
もう7時だ!帰らなきゃ
ほんとごめんっ」
さきはそう言って走って帰っていった
「えー」
なにあの逃げるような感じ。
あたしも家に帰ることにした。