ギャルとメガブス

どうしてだろう？


ろくでもない男だと分かっているし、俊くんに愚痴までこぼしているのにも関わらず、私は未だにコーイチから離れることができない。

どうでも良いや、と頭の表面では思っているし、今では俊くんの存在が私の中で大きくなって、多少蔑ろにしている部分はあるのだが、

それでも、どうしても、コーイチを忘れ去ることができない。


いくら長時間会わなくても、メールの回数が減ったとしても、だからと言ってコーイチと別れようという気には、これっぽっちもならないのだ。