ギャルとメガブス
「ったく、こんな夜中に、呼び出されて、たまんねーよ。
六本木で、飲んでたんだぞ!
わざわざタクシー使って来たんだからな!」
「そんなに、怒鳴らないでよ」
「で? 何で学校に入り込むなんて馬鹿な真似したんだよ。
お前、本当に一人だったんか?」
「ひ、一人よ……」
コーイチは、疑いの眼差しで私を横目に見る。
「どうだかな。
真っ暗な学校で、どっかのヤローイチャついてたんじゃねえの?」
「なっ、何言い出すのよ!
そんなんじゃ、ないわよ……!」
無性に腹が立った。
俊くんとの時間を、汚されたような気がした。
六本木で、飲んでたんだぞ!
わざわざタクシー使って来たんだからな!」
「そんなに、怒鳴らないでよ」
「で? 何で学校に入り込むなんて馬鹿な真似したんだよ。
お前、本当に一人だったんか?」
「ひ、一人よ……」
コーイチは、疑いの眼差しで私を横目に見る。
「どうだかな。
真っ暗な学校で、どっかのヤローイチャついてたんじゃねえの?」
「なっ、何言い出すのよ!
そんなんじゃ、ないわよ……!」
無性に腹が立った。
俊くんとの時間を、汚されたような気がした。