ギャルとメガブス
「あんな風に、毎日医者や看護婦に食って掛かっても、状況は良くなんないよ」

「ていうかァ、どうして、そんなこと分かんのよ」

「あんたのこと、毎日見てたけどさぁ。

あれじゃあ自分のヒステリー具合を、皆に見せびらかして歩いているようなモンだな」


私はむっと膨れた。


「よ、余計なお世話!

第一、何よ。

あんただって、頭のおかしい連中の仲間なんでしょ? 

そんな人間にアドバイスされたって……」

「あんた、自分で入ったの?」

「違うわよ。

無理やり、入れられたのよ」

「家族に?」

「……言いたくない」
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