ギャルとメガブス
「どうやったかって言うとね……私はその時、幽霊と一緒にいたわけよ」

「幽……霊?」


男が目を丸めた。

口元が歪んでいる。

私は男を睨んだ。


「だから、笑うなって言ったよね」

「ごめんごめん、ちょっとびっくりしただけ」

「まあ……その幽霊が、全部やったことなんだけどね」

「壮絶だね。それ、警備員に言ったの?」


私は頷いた。
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