ギャルとメガブス
「……ちょっと、何それ」
声を潜めて、男に問う。
「何が楽しくて、幽霊を見に行こうとか考えてるの?」
「いや、だから、社会勉強」
男は悪びれる風もなく笑った。
「でも、あんたに見える保障はないよ」
「別に、見えなくても良いよ。
幽霊と喋ってる、君の姿を見てみたい。
ああ、こんな風な人もいるんだぁ、みたいなね。
面白そうでしょ?」
「あんたって……変よ」
「変じゃなかったら、ここにいないよ」
男は肩を竦めた。
声を潜めて、男に問う。
「何が楽しくて、幽霊を見に行こうとか考えてるの?」
「いや、だから、社会勉強」
男は悪びれる風もなく笑った。
「でも、あんたに見える保障はないよ」
「別に、見えなくても良いよ。
幽霊と喋ってる、君の姿を見てみたい。
ああ、こんな風な人もいるんだぁ、みたいなね。
面白そうでしょ?」
「あんたって……変よ」
「変じゃなかったら、ここにいないよ」
男は肩を竦めた。