ギャルとメガブス
その様子を見ていた女の子は、さもおかしいものでも見たかのように、ケラケラと腹を抱えて笑った。


「どうしたの。

今の動き方、マンガみたいだったよ。

ミナって面白いのね。

私、キョウコ、よろしくね」


当初の印象通り、キョウコはクラスのムードメーカー的なキャラクターの少女だった。

明るいキョウコが友達になってくれたこともあり、私もクラスの皆から、すんなり受け入れてもらえた。


それまでと同じように学校に通い、同じように授業を受け、同じようなタイムテーブルの中で生活しているというのにも関わらず、私の世界は一変したのだ。
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