ギャルとメガブス
「いやッ!!」


幻聴が聞こえたような気がして、私は思わず両手で耳を塞いだ。

熱いシャワーを浴びているというのにも関わらず、全身を寒気が襲った。



私は、昨日、

俊くんに会った?

俊くんの幽霊に?



いや、そんなはずはない。

そんな出来事、起こるわけがない。


酔っ払って見た悪夢だ。


だって、現実に幽霊なんて……いるわけがない。
< 96 / 215 >

この作品をシェア

pagetop