蝶の行方は


彼はもうてっぺんを過ぎた太陽を、目を細めて見ていた。




斎「…紫羽。
俺は、変わったか?」



さっき、土方さんに言われたことを、気にしているようだ。




紫「変わりたくない?」


斎「変わりたくない。…昔の俺ならそう言うだろうな。

でも、今は…
変わるのも悪くはない。そう思う。」




彼の微笑みは、太陽のように…というよりも、月のように暖かかった。



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